シャラ
ツバキ科ナツツバキ属 落葉
別名ナツツバキですが、古くから「シャラノキ」と呼ばれ、日本庭園に植えられてきました。爽やかな雰囲気で幹肌も美しいく、綺麗な白い花をつけることから、近代庭園で、シンボルツリーとしてもたくさん使われています。
西日の直射日光に当たるとやられてしまうので注意しましょう。
※写真はまだ芽吹いたところです。
平家物語に「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」という一節があります。
よくこれがシャラのことであると思われていますが、実はサラソウジュはインドや東南アジアに分布する常緑高木です。サラソウジュは仏教的に重要な樹木で、日本の庭にも植栽をしたかったのですが冬の寒さに耐えられず・・・、雰囲気が似ているということで代替樹に選ばれたのがシャラというわけです。