クレマチス

クレマチス

キンポウゲ科センニンソウ属

近年ではバラやクリスマスローズと同様に多数の愛好家を持ち、かなりの品種が登場している人気の植物です。

つる性植物のため、フェンスに絡ませてグリーンカーテンにしたり、様々な楽しみ方ができます。

ほとんどが落葉性ですが、品種によって常緑性のものもあります。

日本では、「テッセン」「カザグルマ」という種類のクレマチスが、歴史的に愛されてきました。

テッセンは安土桃山時代に中国からトライしたと言われています。カザグルマも日本に昔から自生しています。

江戸~明治にかけて、日本のカザグルマがイギリス人のプラントハンターによって、ヨーロッパに持ち込まれました。

当時はカザグルマなどの大輪の種類がヨーロッパにはなかったため、同時のヨーロッパ人たちを驚かせたことでしょう。

 

【温度】

寒さに強いため、特に防寒対策は不要です。

【日当たり】

1日最低4~5時間日が当たる場所での栽培が望ましいです。

【土】

水はけ、保水力のよい、一般的な団粒構造の園芸用土が向いています。真砂土等の場合、バーク堆肥を混ぜ、適度に元肥を混ぜて植え付けます。

【剪定】

・新枝咲きクレマチス

前年に伸びたつるがなくても、地際から新芽が現れて、花が咲くタイプです。冬に地際まで切り戻しても、早春新しく伸びたツルに花が咲きます。

・新旧両枝咲きクレマチス

新しくつるが伸びれば、そこに花を咲かせ、花終わりに選定すれば、そのあとにまたつるが伸びて花が咲きます。これにより2~3回花を楽しむことができます。

5月頃開花→花終わりにつる先3分の1程度を切る。するとまた伸びたツルから花が咲く

9月頃剪定→10月頃開花

12月頃剪定→翌年5月にまた開花

みたいなイメージです。

・旧枝咲きクレマチス

前年に伸びたつるから、花が咲く枝を伸ばし、花を咲かせるタイプのクレマチス。夏を越したらもう剪定をしないように注意する。剪定は5月頃、花終わりに行う。

 

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