外構造園設計・施工管理の仕事と、習得できる技術
弊社に入社頂いた場合のお仕事の流れと、そこで習得できる技術をご紹介します。
①初回ヒアリング
お客様とお打ち合わせをし、お庭づくりのご要望などをヒアリングします。
【打合せブース】打合せ用のパソコンや、各種サンプル、カタログが手に届く距離にあります。
初回の御聴き取りではラフスケッチなどを行いながらご要望をお伺いしています。
【初回ヒアリング時のラフスケッチの一例】
このような、さっと綺麗に描く技術は、お客様とのイメージを共有するうえでかなり役に立ちます。この手法も指導させて頂きますので、是非習得していただければと思います。
②現地調査
現地調査を行います。
現地調査は外構・造園の設計を行う上で非常に重要です。
【現地調査の際に作成する図の一例】
全員にIpad proを貸与しています。3dスキャナにより、通常2時間かかる現地調査を10分で完了させることができます。
これにより業務時間の短縮を図っています。
③プランニング・設計
お客様からのご要望と現地調査の結果を踏まえて、詳細のプランニングを行っていきます。
【平面図の一例】
この時間は慣れてくると本当に楽しいです。いずれ出来上がる庭をイメージしながら、色々な動線にも配慮し、図面を描いていきます。
平面図ができたらパース・またはアイソメ図に起こします。上の平面図から下のアイソメ図を作成するのに、実は15分程度しかかかっていません。これは独自に考えた技ですが、是非伝授させて頂ければと思います。
【アイソメ図の一例】
手描きの場合は上のような感じですが、CADで作成する場合もあります。
造園要素が強くなると手書きで、外構の要素が強くなるとCADでご提案しています。
【CADで作成したパースの一例】CADはRIKCAD+Twimmotionを使用しています。
かなり精細に表現できて、なおかつお客様の要望に対して可変性が高いのがCADのいいところです。
外構の設計の場合、高さ関係や高精度での納まり、打合せの際の可変性(※別の素材にしたい等)を重視していることから、CADで製図することが多いです。
そのため、外構CAD(※弊社はRIKCADを使用しています。)の技術も習得していただくことができます。
また、印象的なプレゼン資料の作り方や、効果的に伝わるお打ち合わせの方法、流れなども指導させて頂ければと思います。
④御見積作成
図面に対して御見積作成を行いますので、各種商品の単価や費用感が必然的についてきます。
⑤施工管理
もしプランをお客様に気にいって頂くことができましたら、いよいよ工事に入ります。
弊社の施工部隊は基本的に一年中弊社の仕事を行ってくれている職人さんで構成されています。
その職人さんたちとタッグを組みながら現場を進めていきます。
基本的な流れは
1.材料の発注(代理店さんにメールで注文するものもあれば、石など、実際に現地に買い付けに行くものもあります)
【丹波石の買い付けの様子】こだわりのポイントに丹波石を使いたかったので、兵庫県の奥地に買い付けに行きました。
実際に自分で見に行って買い付けた石が綺麗に納まると嬉しいものです。
2.職人さんへの事前の図面説明(毎日弊社に帰ってくるので打合せしやすいです)
3.着工前立ち合い(お客様と職人さんと共に現場で立ち会います)
4.現場巡回(基本は図面の通りに職人さんが進めてくれますが、納まりが難しい所や、施工上のポイントとなる所は現場に確認しに行きます)
5.完了確認
施工管理の仕事の中では、職人さんとあれやこれやと話をするうちに、現場に関するあらゆる知識を総合的に習得することができると思います。
⑥その他に習得できること
基本的には、外構造園設計施工管理で応募いただいた方にお願いしたい仕事は以上です。
ですが、弊社は園芸店も併設しているため、植物に関するあらゆる知識を習得することができます。
向上心のある方であればあるほど、学べることは無限大です。
⑦最後に大切なことです
最後になりますが、弊社は「エクステリアショップ」や「造園屋さん」ではなく、緑を使いながら建物の外空間を総合的にプロデュースする会社です。
そのため、エクステリアだけやりたい!とか庭の設計だけやりたい!というのはなかなかできません。
さらにいうと、どちらかというと庭に重きを置いているため、カーポートの取り付けよりは、作庭の方が仕事としては多いと思います。
しかしながら、例えばガーデンルームなどのエクステリアをたくさん施工している会社で今まで仕事をしてきて、植栽を使った庭空間の提案は苦手だけど
これからは是非やっていきたい!覚えたい!という方は大歓迎です。もちろんその逆で、庭の提案は得意だけど、外構まではあまりやったことがないです・・・。
というかたも是非来ていただければと思います!
是非一緒に緑の空間づくりの仕事をしましょう!